いとしま菜の花プロジェクト

いとしま菜の花プロジェクトの、 活動報告や、今後の予定などをお知らせしていきます。

加速器施設で放射能漏れ!


昨日、今日と、マスコミも騒ぎ始めたのでご存知の方も多いと思いますが、
茨城県東海村の加速器実験施設で、放射能漏れがあり、作業員や研究者が内部被ばくを受けています。


しかも、事故当初、実験装置の異常を探知して安全装置が働き、警報音が鳴ったにもかかわらず、その警報を止め実験を続けていたことも発覚。
また、事故について、国や立地自治体への報告は、1日たってからだったそうです。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130526/ibr13052602000002-n1.htm

いまだに「安全神話」がまかり通る研究者の世界・・・
3.11は、いったいなんだったんだろう?と本当に不思議でなりません。

そして、脊振にできるかも・・・のILC(国際リニアコライダー)にも、もちろん、この加速器は使われます
けれど、今回の事故とILCが結びつく人は、きっとほとんどいない。。。
加速器は放射線を発生するし、事故は起こりうる」ということを、もっと丁寧に伝えていく必要があると思いました。

5月22日に福岡市で開かれたILC市民講演会で、
講師は「安全です」の一点張りだったようですが、
東海村の放射能漏れ事故後に、ある理事は
「ここまでエネルギーの高い粒子が出てくることは想定していなかった」とコメントしています。
人為には「絶対」はありえないし、想定外は常に起こりうるにもかかわらず、「安全」と言い切る研究者の危機意識の薄さが、何より「危険」なのだと私は思うのですが…。


アジアの樹

国際リニアコライダー計画③ ~参考情報~


国際リニアコライダー(ILC)のこと、もっと知りたい!調べたい!と思った時に、役立つサイトをお知らせしておきます。

<ILC計画と誘致の動き>

■文科省/内閣府 国際リニアコライダー計画について(国の方針)
http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/20110901/siryobun-2.pdf#search='%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC+%E6%8E%A8%E9%80%B2+%E8%AD%B0%E5%93%A1'


■ILCアジアー九州推進会議(脊振誘致を推進している母体。ILCとは?脊振への誘致計画、資料、イベントなど、いろいろ情報が掲載されています)
http://www.ilc-asia-kyushu.org/

■サイエンスフロンティア九州(脊振誘致計画の詳細が記されている)
http://www.ilc-asia-kyushu.org/資-料/
*もし、ページへとばない場合は、ILCアジアー九州推進会議のHPの「資料」をクリックすると開けます。

■こんなものまで作ってる!高校生によるILC推進プロモ「脊振ILCハイスクール」
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1304/19/news137.html


■ILC戦略会議(日本への国際誘致の推進&舵取りをしている団体)
http://ilc-str.jp/

■CERN(欧州原子核機構。スイス・ジュネーブに作られているILCの先行施設。)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E5%8E%9F%E5%AD%90%E6%A0%B8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%A9%9F%E6%A7%8B


■福岡県の動き
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/d04/ilc-aisa03.html
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/d04/ilc-asia02.html

■佐賀県のILC広報ページ
http://www.pref.saga.lg.jp/web/shigoto/_33022/_69231.html


<マスコミ>

■産経新聞 特集「夢のリニアコライダー」
(1)ビッグバン直後を再現 31キロ巨大加速器期待膨らむ地元財界
(2)CERNに続く国際学研都市誕生 研究者年間1万人 
(3)研究者「日本に建設してもらうしか…」 負担は最低5000億円 商業・軍事転用の魅力も乏しく
(4)宇宙の誕生「1兆分の1秒後」を再現 ノーベル賞級の発見相次ぐ可能性

■毎日新聞 憂楽帳:バラ色?の成長戦略
http://mainichi.jp/opinion/news/20130412k0000e070203000c.html




<岩手での反対運動>

ILC計画の疑問と不安

本県に高レベル放射性物質を持ち込まないこと・また本県を高レベル放射性廃棄物の最終処分場にしないための質問・要望書

ブログ「世に問う!」リニアコライダーの信ぴょう性と必要性

ブログ「岩手を死の村にする危険計画ILC誘致進行中」

国際リニアコライダー計画② ~7世代先のことを考えて~

さて、国際リニアコライダー(以下、ILC)計画の何が、どう問題なのか。

まずは、率直に疑問、不安に思うことを羅列してみます。


+++


1.環境への影響

◆長大な地下トンネル(地下100mの深さに、全長30㎞~50㎞の直線トンネルを掘る)の建設、および、実験が環境へ与えるリスクは?
 ・地下水脈、地質構造の変化
 ・生態系への影響
 ・周辺地域の農業・林業への影響

 *脊振山系とは脊振山を中心に、基山、牛頸山、井原山、雷山、浮岳、十坊山、等・・・こう聞くと、実に身近な山々がその建設予定地に含まれることがわかる。
   脊振山系の恩恵を受けるのは、福岡市(特に早良区、南区、西区)、糸島市、久留米市、筑紫野市、唐津市、佐賀市などなど・・・広域に及ぶ。
 

◆地震大国である日本に建設すること自体、そもそもリスクが高いのでは?

◆世界最大の衝突型円形加速器を使用した実験に対する危惧として、マイクロブラックホール(理論上)が形成されうる可能性が指摘されているが、大丈夫なのか?
(*フランス高等裁判所及び欧州裁判所に、実験中止を求める訴訟も起こされている)

◆実験に使用する加速器は放射線を発生するという。地下水、周辺への影響は?
  実験によって生まれる放射性廃棄物の処理は?
 <参考>
  http://legacy.kek.jp/ja/activity/arl/houshasen.html
  


2.電力の問題

 ILC建設地選定条件の一つはを「電力の安定供給」。
 ILC運用には、23万kW~30万kWが必要だということ。
 すべての原発が停止した状態の去年3月末現在の九電の配給力は、おおよそ2344万kW。
 つまり、ILCという一つの施設だけで、九電の配給力の1%を消費する計算になる。
 建設誘致を進める専門家は、「夏場の電力ピーク時にはメンテナンスに充てる」と説明しているものの、そもそも、市民や企業に節電!節電!と要請している現在の電力事情にそぐわないのではないか?
 もし、現在の電力供給量で、こんな大量の電力配給が可能なら、これまで、散々繰り返されてきた
 「電力逼迫!」の報道&節電要請は、いったいなんだったんだろう…。

 ・・・<参考>・・・
 RKBニュース(6月8日)のILC特集で、ILCアジアー九州推進会議の松尾新吾代表(九電元会長!)のコメント

 「今、たまたま、ご存知のような状況で非常に苦労していますけど、正常な状態に戻れば、電力のインフラについては自信を持って申し上げますが、ここ以上に安定した地域は、まずないだろうというふうに思います。だから、もし、電力が十分要るとなれば、それこそ一生懸命。電力インフラ(が原因)で、来れないなんていったら、私の恥ですから。絶対にそういうことはないと

 ・・・・・・・・・

 この松尾代表のいう「正常な状態に戻れば」というのは、「原発が再稼働すれば」ということに他ならない。
 つまり、ILC誘致は、原発再稼働への大義名分?

 

3.使用済み核燃料・最終処分場への転用?

  ILCの建設が決まった場合、建設に7年、実験期間として20~30年という設計。
  では、その実験期間が終わったあと、この施設はどうなる?
  県の窓口(ILC推進プロジェクトチーム)に問い合わせたところ、「それは未定」なのだそうだ。

  一方、加速器研究は、「放射性廃棄物処理の研究」へも発展する。
  現在のILCの研究目的は「宇宙の謎を解く」ことであっても、世界最大級の加速器を使用するILCが、後々、「放射性廃棄物の研究」にも波及する可能性はゼロではない。
  実際に、もう一つの候補地、岩手では、ILC誘致の基本計画の参考資料の中に「放射性廃棄物処理研究」と明記されているそうである。
http://homepage3.nifty.com/gatayann/120602ILChandout.pdf
  

  地下100mの強固な岩盤に50㎞のトンネル。光速の実験を行っても大丈夫というお墨付き。
  加速器からは放射線をすでに発生しているし、この加速器研究が放射性廃棄物処理研究へと発展する可能性もある。
  ・・・とくれば、実験期間終了後の施設(あるいは、そのさらに地下)が、使用済み核燃料の最終処分場に?    もちろん、単なる憶測にすぎないのだが、使用済み核燃料を国内で処分しなくてはならなくなったことや、いまだ、最終処分場はどこも決まっていないという現状から考えた場合、「ILC計画」の裏側で、もう一つの陰の計画が?・・・などと思わずにはいられない。

  行政の窓口にこの疑問を伝おえたところ「常識的に考えて、そんなことはないかと・・・」との返答。
 ところが、六ヶ所村の再処理計画でも、「むつ・小河原開発計画」による根扱ぎなど、「常識」を超える、実に巧妙で汚い手口を使ってきたのが、これまでの政府や原子力村であった。
  住民も自治体職員も、「国のやることだから…」と信じて疑わなかった。
  その結果、どうなったか・・・。  

  3.11以降、私は、「物事をナナメから見る力」をつけることの大切さを実感している。

 
+++

  ネイティブアメリカンの人たちは
  「7世代先のことを考えて物事を決める」のだそうだ。
  
  せめて、自分の子どもや孫でもいい。
  特に、こんな巨大事業の決定には、目先の経済効果や社会効果だけでなく、
  「この決断は、子どもや孫に誇れるものであるかどうか?」という視点で判断してほしい。
  

  いくら、経済効果があろうとも、世界的「知」が結集しようとも、宇宙の謎が解けたとしても、
  お金はいつかなくなる。
  研究者はいつしか去っていく。
  けれど、自然は戻らない。
  水が枯れ、山が放射線で汚染された時、だれが責任を取るというのだろう?

  最後のしわ寄せは、いつも住民である。

  
  どうか、行政任せではなく、他人事でもなく、私と未来につながる大切なことだと認識してほしい。
  
  ILCは、7世代先の子どもたちに誇れるものなのだろうか?・・・自分のこととして、考えてほしい。

  この糸島に、福岡に、佐賀に、九州に、
「自覚ある大人」が増えていくことを心から願います。
 
  



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