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昨日は「福島からあなたへ」と題した武藤類子さんのおはなし会でした。

 

ハぁ…やっぱり、私は何も知らないんだと、つくづく思います。

いや、ここんとこ、知ろうとさえしてなかったな…と自省の念ばかり。

 

聞けば聞くほど、「収束」とはほど遠い現実。

庭や校庭に埋められた廃棄物。その上を子どもたちが駆け回っている。

あちこちに、処分されぬまま山積みになっている廃棄物も多く、それなのにその土地に帰還政策をすすめようとしていること。

切り捨てられていく避難者。

汚染土壌、全国の公共事業(道路や防波堤)へと<再利用>が進んでいること。

 

中でも、驚いたのは、新たに始まっている「放射線安全神話」(プロパガンダ)

類子さんの住む三春町に新設された福島環境創造センターは、放射線教育の拠点なっていて、福島の小学5年生は、見学と称してここを訪れるシステムとなっているらしい。(県による交通費補助があり、無料でバスを使える)

 

 放射線は自然界にもあります。

 飛行機に乗れば、誰もが被爆します。

 X線をはじめ、私たちの日常にも役に立っています。

 放射線の種類(α、β、γ)をグーチョキパーでブロックするゲームまで。。。

 

見学を終えた子どもの感想は

「放射線って、そんなに怖くないことが分かった。」「気をつけていれば大丈夫。」

 

・・・一体、何がやりたいの?

もう、ブラックコメディとしか思えない。

 

涙が止まらなくなって、身震いしました。

何やってんだろうね。大人って。

 

一方で、そんな、やり場のない空しさや怒りが渦巻きながらも、それを伝える類子さんの言葉は常にやわらかく、愛にあふれていて。

そっか、人間は、こんな風にも生きることができるのだと、あれだけの絶望を味わいながらも、いえ、味わったからこっそ溢れ出すやわらかな光をそこに感じました。

 

変わらない社会に不満ばかりぶつけるのではなく、変わるべきは自分の暮らし。

でも、同時に「No」と伝え続けることの意味。責任を問う事の大切さ。

そして何より、

「その先をいきなさい」というメッセージ。

 

私もそうありたい。

そんな風に思える人と出会えたこと、本当に感謝です。

 

 

以下、出店してくれてたariettaさんがメモ取ってくれているので、それも紹介させてもらいますね。

 

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今日は武藤類子さんの「福島からあなたへ」というお話し会へ。

 

途中接客もしながら、走り書きのメモなので間違いがあるかもだけど、自分用のメモと思ってまとめてみます。

 

まずは、福島原発事故後の現状をお話し下さいました。

 

 ・福島の原発を収束作業員は50%以上が労働基準法を違反する位、過酷な労働を強いられている事。

 

・汚染水のタンクは1000tのタンクが1日に2個づつ増えている事。

 

12号機の排気塔の8カ所に損傷が確認されているが、線量が高すぎて対策が何も出来ていないのが現状。倒れて建屋やむき出しの燃料プールにぶつかったら大変な事になる。

 

・凍土壁代345億は国費(税金)で負担。

 

・増え続ける除染廃棄物。廃棄物の山が今もそのまま放置されているのに、今年避難区域が解除され、そこに人が住める様になる(富岡市)

 

・震災以前は燃やせるゴミの線量の基準は100ベクレル。今は8000ベクレルにまで引き上げられている。

 

・このままでは放射線廃棄物は全国へ広がってしまう。NOと言って欲しい。

 

・福島県が「2020年までに避難者をゼロに」と宣言している。今後どんどん線量が高い地域でも避難指示を解除されていく。

 

(三春町)来月3月に仮設住宅から出ていかなければならない。が、帰っても農業出来ない、病院が無い、など避難者の行き先が無くなっていく。

 

・福島県環境創造センター開設(三春町)。小学5年生はみんなそこで原子力について学ぶ様になっている。放射線の有効性や安全性ばかりが目につく様な施設になっていて、張り出してあった子供達の感想文は原子力について怖いものから親しみを感じるものへと変わった様子が綴られていた。

 

後半は類子さんの今の活動内容や想い、支援のお願いなど。

 

原発事故は人類以外の沢山のいのちを巻き込んだ大事件である。

 

チェルノブイリ原発事故以来、初めて原発について知ろうとし始め、福島に原発がある事、自分に住んでいる所が30キロ圏内である事に気付く。

 

原発のない、戦争のない、差別のない世界を気付くには、自分の暮らしを変える事、考える事はとても大事。それと同時にやめようと声を上げることも大事。

 

福島で自分の思い描く理想の生活を…と実践していた矢先の震災、原発事故で何かがプツリと切れてがっかりもした。でも、「その先を行きなさい」と言われた気がする。

 

でも、眉間にしわを寄せてではなく、楽しみながら。

 

まっすぐに、あたたかく。

 

電気は足りてる。足りないのは愛。

 

あきらめない。

 

手をつなぐ、つながる。

 

自分の頭で考えようー自分の事として、どこまで考えられるか。

 

怒りも湧いてくる。それも、よしよしと自分で認める。

 

この怒りを、この想いをどうやって伝えていけるかを自分で考える。

 

絶望していい。絶望を恐れず。そこに希望が無いわけではない。

 

自分が大好き。

 

ののこさんに撮って貰った自分を見て自分が素敵に思えた。

 

自分が大好きが広がっていくといい。

 

以上が私が把握出来ている範囲の内容でした。

 

お話しの内容はとても収束したとは言えない現状で、逆にますます問題が複雑になってしまっている様に思えた。それでも、会を終えて無気力感に襲われたり、どんよりした気持ちにならなかったのは、お話し下さった武藤類子さんの人柄が、なんともあたたかくて、柔らかくて。そこに希望を感じさせてくれた。

 

泥水の中で美しく咲き誇り、見た人の心を和ませてくれる蓮の花の様な方でした。

 

今日の武藤類子さんの言葉と頂いた想いを、私の中でも育てていこうと思います。