7月27日。
5名の母と10名の子どもたちが、福島からやってきました。

その後、6泊7日のリトリート。
笑い声とキラキラした思い出がたくさんつまった日々でした。
(その報告は https://www.facebook.com/bunbun.itoshima/ へ・・・)


8月2日に糸島を離れ、
その後、全員が、無事に福島へ着いたとの連絡がありました。
病気や大きなトラブルもなく、無事にリトリートを終えることができた安堵感と、どことなくぽっかりと穴が開いたようなさみしさとが入り混じりつつ、リトリートの余韻をそこここに感じています。

参加者の母子は、4組がリピーターという事もあり、ある程度の関係性が出来上がったうえでスタートできたことは、思った以上により良い効果を生み出していたとも感じます。
初めての参加の1家族も、気づけばすっかりなじんでいて、まるで、全体が一つの大家族のような一体感と懐かしさを感じました。

中でも、子どもたちの変化には本当にびっくり!
昨年は、一日一人のペースで体調を崩していたのが、今年は、一人も体調を崩すことなく、毎日毎日、飽きもせずに海!海!海!と駆け回っていました。
また、昨年、なかなか母から離れなかった小さな子たち(次男や次女たち)も、今年は、進んで子どもたちの輪の中に入り、2日目の海遊びや最終日の周遊旅行などは、母たちと別行動で子どもたちだけで過ごすほどでした。
きっと、それは、周りの子どもたちのと関係性、そして、周囲のリトリートスタッフや糸島という土地への愛着など、互いの中に確かな信頼が育まれてきた証なのでしょう。
そのことを、本当に本当にうれしく感じます。

それから、母たちの主体性にも大きな変化を感じました。
プログラムや日々の暮らしの中で、自分たちから積極的にかかわっていく姿が随所に見られました。
また、福島の母たち同士は、あれからも時折連絡を取り合っていたこともあり、すっかりママ友感が増していて、お風呂のときや外出のときなど、私たちスタッフではなく、互いに「これお願いね!」と気軽に頼みあえる関係が生まれていたことをとても頼もしく感じました。
援助する人対援助される人という一方通行の関係性から、一歩先へと進化した今年のリトリートだったと思います。

やはり、保養は必要。
それは、福島の親子のためでもあるし、私たちのためでもある。
子どもたちに「好きなだけ遊んでいいよ」と手放しで言える環境を奪っていることの罪深さは、福島の母だけが背負うことではないはずです。
とはいえ、私たちが背負えることなんて、ほんのほんの一部に過ぎないけれど、
「大自然=無条件に受け入れてくれる存在」が確かにここにあることを体感できる機会は、何が何でも作り続けていかなくては・・・と改めて思っています。


また来年!
きっと会いましょう。


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